計画の話
敷地は間口約5.4m×奥行約33mという非常に奥に長い形状でした。
敷地いっぱい建てられていた元の主屋を解体し、平屋を新築し、敷地奥にある既存別棟の水廻りを
まとめて改修するご相談でした。
ただ、両隣の敷地いっぱいに建物があり、玄関・居室・廊下・水廻りを快適な広さに保つには、間口に大きな制約がありました。
各室を直線状に配置する事と、各室の用途と動線を兼ねる事で、できるだけ各部屋面積を大きくしました。
また敷地奥側から穏やかな海風が通り抜ける土地でもあるため、中庭を通じて建物全体に風を取り込めるよう建物の配置を調整しました。